フォルクスワーゲンのドライバーであるセバスチャン・オジェはラリーポルトガルの第3レグにおいて、前日のリーダーであったミッコ・ヒルボネンにから38秒1のリードを奪うことに成功した。
このVW『ポロR』のドライバーは6つのグラベルのステージの内5つで勝利を収め、最終日の短い3つのステージを残して主導権を掴むこととなった。
オジェはこの日の2番目のステージにおいてヒルボネンをトップから降格させ、午前中のステージをわずかに2秒4のリードで終えた。しかしこの世界チャンピオンは午後のラリーにおいてアンタッチャブルで、全てのステージで3連勝を収めた。
「素晴らしい走行で、終わりにはそれほどプッシュしなかったよ。タイヤ管理が良かったね」とオジェは語った。
ヒルボネンはオジェと同じソフトタイヤを使用したが、彼のラバーはほとんど消耗してしまった。シトロエン『DS3』を運転するマッズ・オストベルグはヒルボネンから48秒6遅れの3番手につけることとなった。
ヒュンダイ『i20』を運転するダニ・ソルドが4番手となり、ヘニング・ソルベルグと、この日の午後にパワーステアリングの問題を抱えることとなったアンドレアス・ミケルセンがトップ6に入った。