米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは4月7日、米国向け2015年モデルの『コルベット』に、8速ATを設定すると発表した。
シボレーは2014年1月、デトロイトモーターショー14において、新型『コルベットZ06』を初公開。この新型コルベットの高性能グレードに最初に搭載された8速ATが、2015年モデルでは標準グレードにも拡大展開される。
この新開発8速ATは、GMの内製で、オハイオ州トレド工場で生産。「8L90」型と命名され、従来の6速AT比で、燃費を最大5%改善する。アルミやマグネシウムなどの素材を採用し、従来の6速AT比で4kgの軽量化も果たす。
また、スポーツ走行時には、パドルシフトによる変速が可能。シボレーによると、MTと8速ATの両方を用意するスポーツカーは、米国では数少ないという。
GMの8速ATのアシスタントチーフエンジニア、ビル・グッドリッチ氏は、「8速ATは、コルベットのドライビングエクスペリエンスを高めるために設計。洗練さも犠牲にしていない」とコメントしている。