東海ゴム工業、フランスにおけるAnvis Groupのリストラに伴う労使協議開始を発表

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東海ゴム工業は、2013 年5月に買収した独Anvis Group GmbH(Anvis社)が、同グループのフランス現地法人Anvis France Decize S.A.S.(Decize社)について、リストラに伴う労使協議を4月1日に開始したと発表した。

Decize社は、Anvisグループの仏子会社で、欧州の自動車メーカーに製品を供給している。

Decize社のリストラの内容は、事業を採算部門に特化し、不採算部門を縮小しフランス国外に集めることが柱だ。

近年、欧州の自動車市場が欧州経済危機による景気低迷で厳しさを増すなか、Anvis社は収益力改善を目的とするDecize社の経営改善策を検討し、Anvis社はDecize社の自動車部門のダウンサイジングを断行し、Decize社の競争力を回復して、同社の稼動の継続を図ることを目的に労使協議会での交渉を開始することを決定したという。

欧州の自動車市場ではドイツ勢が好調の反面、大手のPSAプジョーシトロエンが2013年上半期に4億ユーロの赤字を計上するなどフランス勢の低調さが目立つ。今回のDecize社のリストラもフランス自動車市場の低迷が影響した模様だ。

《山内 博》

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