宇部興産は4月3日、グループにおける機械事業の中核会社・宇部興産機械が、同社の100%子会社で米国に拠点をもつUBE Machinery INC.との共同出資で、メキシコ・グアナファト州イラプアト市に機械のサービス・メンテナンスを行う新会社「UBE Machinery Mexico S.A. de C.V.」を設立したと発表した。
メキシコ現地法人はすでに2014年2月に資本金391万6000MXN(メキシコペソ)で設立され、2014年4月より成形機械のサービス及びメンテナンスを事業として営業を開始している。
近年、自動車生産関連メーカーは、メキシコへの進出が続いている。その理由は、米国への地理的優位性と、世界各国との自由貿易協定の締結と、さらに豊富な労働力があるという点だ。
従来、同社の機械部門では、米国ミシガン州に拠点を置くUBE Machinery INC.がメキシコでのユーザーサポートを行ってきたが、同社のユーザー顧客がメキシコに拠点を増やしている状況を踏まえ、現地法人を設立することで、メキシコへの本格進出を決定した。