ANAホールディングスは、5機種、計70機の機材を新規と追加で確定発注することを決定したと発表した。ANAグループとしては1回として過去最大の発注機数となる。
同社では、15年先を見据えて、中・長期成長原資と更新機材の安定的な確保を目的とした機材計画を策定した。世界のリーディングエアライングループとなるため、経営基盤の強化を図る。
大型機は、ボーイング777-300ERの後継機としてボーイング777-9Xを20機新規発注する。また、ボーイング777-9Xデリバリーまでの国際線成長原資として、ボーイング777-300ERを6機追加発注する。
中型機は、ボーイング787-9を新たに14機追加発注する。これでボーイング787シリーズは合計で80機の発注となり、世界最大のボーイング787発注エアラインとなる。
小型機は、ボーイング737-500とエアバスA320ceoの後継機としてエアバスA320neoを7機、エアバスA321neoを23機新規発注する。
これによって同時期に合計70機を確定発注することとなる。
同社では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、成長するアジアの需要を中心とした訪日外国人2000万人の達成に伴い、拡大する訪日需要と、日本人の海外渡航需要拡大に備え、今回発注する機材を活用して世界と日本の架け橋となるとしている。