東洋ゴムは20日、「東洋ゴム基盤技術センター」の内覧会を地元行政・地域住民・マスコミ関係者を対象に開催した。
同センターは、すでに昨年12月に兵庫県川西市に同社の新しい研究開発拠点として完成していた。敷地面積は約3万3千平方メートルで、管理・研究・実験など8つの棟を有し、従業員は200名、そのうち女性研究員が30名にのぼるという。
内覧会では、スタッフの案内でタイヤなどゴム製品に使う材料の配合・製錬・成型・加硫と一連の工程を集約した実験棟、そして化学ラボの実験・分析装置を完備した研究棟やクリーンルームなどを見学した。
同社の信木社長は、「当社の基盤技術センターがこの地にあることを誇りに思っていただけるようにしっかり頑張っていきたい」と挨拶した。
内覧会の後には、マスコミ関係者に同社中倉会長のミニ講演が開催され、中倉会長は、「若い研究者にはよしやるぞという夢を持ち、技術開発への情熱と努力を注いでほしい」と述べた。