【マツダ アクセラ ハイブリッド 試乗】HVでも胸のすく走り…島崎七生人

試乗記 国産車
マツダアクセラハイブリッドS Lパッケージ
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『アクセラ』全体に占めるハイブリッド車の販売比率は22~23%ほど。マツダでは40%程度と読んでいたという。が、ガソリン車(65%、うち1.5リットルが45%程度)やディーゼル(13%)などにも目が向けられている。

必ずしもHVに集中しない、偏らないのは、走りへの期待値が高いであろう同車ユーザーらしい傾向だ。

今回の試乗ステージは市街地だけでなく、ワインディング、高速巡航と網羅したものだった。全体を通じてインパクトがあったのは、やはり「ハイブリッドを忘れさせる走りのよさ」だった。ハンドリングは“新型アクセラ基準”で理屈抜きに気持ちのいいもの。車検証植えの車重は1400kg(前840kg/後560kg)で、セダンはハッチバックよりリヤの荷重が増えるが、しなやかな身のこなしは変わらない。

パワー感も良好。ハイブリッドであることに決して足を引っ張られず、胸のすく加速さえ味わえた。高速走行を含め、存分に運転する楽しみを味わいつつの試乗で、車載のメーターの表示ながら平均燃費は19km/リットル台。前述のような走行モードをすべてこなしての燃費としては、決して悪くない。

エンブレムがブルーになったり、テールランプに透明のアウターレンズを使ったり……などもしていない。他車にみられるハイブリッド感(?)の演出はリヤのバッジ程度というさり気なさにも好感が持てる。「Lパッケージ」のオフホワイトの革内装は、汚れに少し気を遣うが、革の厚み、質感は十分なものだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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