マレーシア銀行産業の信頼度、高い傾向=E&Y調査

会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が実施した銀行産業に関する調査で、マレーシアの顧客が銀行に対して持つ信頼度が高まっていることが明らかとなった。

エマージング・マーケット 東南アジア

会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が実施した銀行産業に関する調査で、マレーシアの顧客が銀行に対して持つ信頼度が高まっていることが明らかとなった。

世界やアジア太平洋地域でも銀行産業に対する信頼度は高まる傾向にあり、マレーシアの回答者の3分の2が過去1年間で銀行への信頼が高まったと答えた。アジア太平洋地域で最も高い水準となった。また、主要金融サービスプロバイダーに対する信頼もマレーシアでは他国と比べて高いことが明らかになった。

E&Yは43カ国の銀行顧客3万2,000人に対して調査を行った。既存の銀行サービス提供は高く評価されたが、銀行サービスの新たなプロバイダーとの競争にさらされていることも浮き彫りとなった。銀行への信頼には、顧客満足の体験が最も重要で、口座開設や閉鎖の理由にも顧客経験が大きく影響することがわかった。マレーシアの銀行顧客は、支店の立地や様々なサービスを一カ所で利用できるかを重視する傾向にあるという。

マレーシア人回答者の45%程度が過去1年間に銀行口座の開設または閉鎖をしたと答えており、顧客満足度の充実が重要だという。
(ベルナマ通信、3月4日)

千田真理子

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