全世界の雨を観測する『GPM主衛星』、今週末種子島からの打ち上げ時刻を発表

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全世界の雨を観測する『GPM主衛星』、今週末種子島からの打ち上げ時刻を発表
  • 全世界の雨を観測する『GPM主衛星』、今週末種子島からの打ち上げ時刻を発表
  • 2月13日、H-IIAロケット23号機先端のフェアリングに格納されるGPM主衛星

2014年2月26日、三菱重工業株式会社およびJAXA 宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターからの全球降水観測計画主衛星(GPM 主衛星、GPM/DPR)をH-IIAロケット3号機で打ち上げる時刻を発表した。

打ち上げ日は、日本時間2014年2月28日午前3時37分。打ち上げ時間帯は3時37分から4時37分まで。打ち上げ予備期間は、翌3月1日から3月31日までとなっている。

打ち上げの50分前、2月28日午前2時50分ごろより、打ち上げの模様を中継するインターネット中継、ケーブルテレビ中継番組、ライブビューイングなどが行われる。配信サイトおよび対応チャンネルはファン!ファン!JAXA『雨雲を、味方にせよ。GPM主衛星打ち上げ中継(H-IIAロケット23号機)』にて案内している。

全球降水観測計画GPM主衛星は、NASA、JAXA共同で衛星を開発、二周波降水レーダーをNICT 情報通信研究機構が開発した、世界の降雨を観測する衛星。およそ3時間で全世界の降水情報を取得し、配信することができる。降雨だけでなく降雪の観測も可能で、天気予報や防災情報に役立つ精密な情報が取得できると期待されている。打ち上げから観測機器の試験などを経て、データ配信は今年9月頃からになる見通し。

《秋山 文野》

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