米国製スーパーカー ヴェノムGT、最高速 435.31km/h を計測…ヴェイロン 超えた

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最高速 435.31km/h を計測した米ヘネシー社のヴェノムGT
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米国ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング社のスーパーカー、『ヴェノムGT』。同車の最新モデルが、市販2シータースポーツカーの世界最高速記録を打ち立てたことが分かった。

ヘネシー社は1991年、米国テキサス州ヒューストン近郊に設立されたチューニングメーカー。おもにGM、フォード、クライスラー車のチューニングを手がけてきた。2007年にオリジナルスーパーカー、ヴェノムGTの開発計画を発表。2010年3月、市販モデルがデビューした。

ヴェノムGTは、英国ロータスカーズの『エリーゼ』がベース。カーボンファイバーをボディパネルはもちろん、ホイールにまで使用し、1220kgという軽量ボディに仕上げる。

ミッドシップには、先代シボレー『コルベット』の「ZR-1」用のLS9型6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンをベースに、ツインターボ化したユニットを搭載。最大出力1030ps、最大トルク134.4kgmを引き出し、0 - 100km/h加速2.9秒、最高速418km/hという世界最高峰のパフォーマンスを実現した。最新モデルでは、排気量が7.0リットルに拡大され、最大出力1260psを獲得する。

2月14日、最新型のヴェノムGTが米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターの滑走路において、最高速計測を実施。このスペースシャトル着陸用の全長5kmの滑走路を、ヴェノムGTは270.49マイル/h(435.31 km/h)という驚異的な最高速で駆け抜けた。同社は、「市販2シータースポーツカーの世界最高速記録」とコメント。

これはブガッティが2010年、『ヴェイロン』の進化形、「16.4スーパースポーツ」で打ち立てた431.072km/hという市販車のギネス世界最高速記録を、4.2km/h上回るもの。

ただし、ヴェノムGTの435.31 km/hは、ギネス新記録とはならない。それは、今回はギネスブックの計測基準(2回双方向に走行した平均値を最高速記録として採用)とは異なり、NASAからの許可が1回のみの走行に限られたことや、ギネスが求める最低生産台数の30台をヴェノムGTが満たしていない、などの理由がある。

《森脇稔》

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