京浜東北線の回送電車が脱線転覆、蒲田~鶴見間運転見合わせ

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川崎駅の東京方で脱線した京浜東北線E233系10両編成の回送電車(177編成)。東京方先頭10号車(クハE233-1077)が横転し、2両目の9号車(サハE233-1277)も大きく傾いた。クハE233-1077の窓ガラスが乗務員救出のため長方形に切り取られている。
  • 川崎駅の東京方で脱線した京浜東北線E233系10両編成の回送電車(177編成)。東京方先頭10号車(クハE233-1077)が横転し、2両目の9号車(サハE233-1277)も大きく傾いた。クハE233-1077の窓ガラスが乗務員救出のため長方形に切り取られている。
  • 横転した10号車(左・クハE233-1077)と、大きく傾いた9号車(右・サハE233-1277)の屋根。
  • 3両目の8号車(右・モハE233-1477)は横転を免れている。
  • 東側から線路を望む。横転した9号車(右・サハE233-1277)の台車が見える。
  • 8号車(右・モハE233-1477)付近に作業員が集まっている。

2月23日1時10分ごろ、JR川崎駅(川崎市)付近で京浜東北線の回送電車と作業用車両が接触し、回送電車の1両目が横転、2両目も脱線し車体が大きく傾いた。京浜東北線は23日始発から、蒲田~鶴見間の上下線で運転を見合わせている。

回送電車は大宮方面行き(北行)の線路を走行中だった。京浜東北線の川崎発最終電車は北行が0時52分、南行が0時56分で、事故当時すでに運行は終了していた。

京浜東北線は23日始発から蒲田~鶴見間の上下線で運転を見合わせているほか、5時15分現在で大宮~蒲田間、鶴見~大船間でも本数を減らして運転している。並走する東海道本線も下り列車の一部に遅れが出ている。JR東日本は、蒲田~鶴見間の運転再開までには「相当な時間がかかる見込み」としている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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