MINI ハッチバック 新型、オランダのネッドカーでも生産へ

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VDLネッドカーのオランダ工場と新型MINIハッチバックのホワイトボディ
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BMWグループは2月17日、新型MINI『ハッチバック』の生産をオランダのVDLネッドカー(以下、ネッドカー)のボルン工場でも行うと発表した。

ネッドカーは1967年、オランダに設立。1990年代にはボルボカーズと三菱自動車、オランダ政府の合弁会社となり、ボルボ『S40』/『V40』、三菱『カリスマ』を組み立てていたことで知られる。2001年、ボルボカーズが資本撤収した後は、三菱『コルト』を2004年から生産。その兄弟車のスマート『フォーフォー』も同工場製だった。

新型MINIハッチバックは2013年11月、MINIのマザー工場の英国オックスフォード工場で生産開始。しかし、世界的に需要が伸び、フル生産状態になったことから、ネッドカーに委託生産を行い、供給量を増やすこととした。

ネッドカーでの新型MINIハッチバックの生産は、2014年夏に開始される予定。欧州内でのオランダの立地条件の良さが、決め手となった。BMWグループによると、MINIがオランダで量産を行う唯一の自動車メーカーになるという。

「新型MINIハッチバックの生産を、英国とオランダに分割することで、我々のグローバル生産ネットワークにさらなる余裕を生み出すだろう」と述べるのは、BMWグループの購買&サプライヤー担当、クラウス・ドレーガー取締役。「VDLネッドカーとの信頼の協力関係に感謝する」とコメントしている。

《森脇稔》

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