路肩で作業中のレッカー車にトレーラーが衝突、4人死傷

自動車 社会 社会

11日午前10時40分ごろ、愛知県豊田市内の伊勢湾岸自動車道上り線で、路肩に停車していたレッカー車に対し、後ろから進行してきた大型トレーラーが追突。レッカー車は前に止まっていた乗用車に突っ込んだ。この事故で4人が死傷している。

愛知県警・高速隊によると、現場は豊田市和会町付近で片側3車線の直線区間。レッカー車はタイヤをパンクさせた乗用車からの救援要請を受け、道路左側の路肩で作業を行っていたが、そこに後ろから進行してきた大型トレーラーが追突。前に止まっていた乗用車も巻き込み、車両3台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で車外に出ていたレッカー車の運転者で岡崎市内に在住する41歳の男性と、乗用車の運転者で名古屋氏南区内に在住する62歳の男性が押し出されたレッカー車の下敷きとなって死亡。乗用車の車内で待機していた同乗者2人も打撲などの軽傷を負った。警察はトレーラーを運転していた静岡県浜松市内に在住する40歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。

聴取に対して男は「ボーッとしていて前をよく見ていなかった」などと供述しており、警察では漫然運転が事故の主因とみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース