川崎汽船、究極の省エネ船を実現する「ドライブ・グリーン・プロジェクト」を策定…CO2排出量25%低減

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川崎汽船、ドライブ・グリーン・プロジェクトを実現する7500台積み大型自動車専用船
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川崎汽船は、世界最先端の船舶技術を結集して、究極の省エネと環境保全を追及するための「ドライブ・グリーン・プロジェクト」を立ち上げたと発表した。

今回、プロジェクトを推進するための環境対応フラッグシップ船となる、7500台積み大型自動車専用船1隻をジャパン・マリンユナイテッドに発注した。

船舶は、航空機、鉄道、車両など、他の輸送モードに比べ最も環境負荷の低いエコロジーな輸送手段だが、舶用ディーゼル機関は、重油を燃料とするため、排出ガス中には地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)など、酸性雨や光化学スモッグを引き起こす因子を排出する。

今回、同社が策定した「ドライブ・グリーン・プロジェクト」は、車両1台を輸送する際のCO2排出量を極限まで削減するため、船型大型化を追求とともに、船に先進の省エネ技術を投入する。CO2排出量を従来型船型と比較し25%以上削減することを目指す。

NOx対策としては世界初となる川崎重工業製の水混合燃料と排ガス再循環装置を組み合わせることでCO2とNOxの排出削減を両立させるNOx生成抑制装置付きエンジンを搭載する。SOxは、三菱重工業と三菱化工機が共同開発した船舶用大型排気ガス浄化装置を搭載する。

建造した船には、これらの技術を搭載し、それぞれ実際の船上で試験運用する予定。

このほか、船内の照明ほぼすべてに、省エネ型LED照明を採用するとともに、車両甲板用LED照明の電力供給を再生可能エネルギーでまかなうため、ソーラーフロンティア製の太陽光発電システムも搭載する。

川崎汽船では、地球と海洋の環境保全のため、運航船舶の省エネと環境負荷低減のための改善に注力するとしている。
《レスポンス編集部》

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