ヤマハ発動機、新興国二輪車やマリン事業好調で大幅な増収増益…2013年12月期決算

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ヤマハ発動機 柳弘之社長(参考画像)
  • ヤマハ発動機 柳弘之社長(参考画像)

ヤマハ発動機が発表した2013年3月期の通期連結決算は、当期純利益が前年同期の約6倍となる440億円と大幅増益となった。

売上高はインドネシアやインドの二輪車や北米での船外機の販売増加、為替換算の影響から前年同期比16.8%増の1兆4104億円と大幅増収となった。

二輪車の新車売上台数は601万4000台、前年同期比1.2%減と前年割れとなった。
日本、北米とその他地域は前年を上回ったものの、タイやベトナム、欧州で販売が低迷したため。

マリンは、大型船外機「F200F」や「F150C」、船外機操船システム「ヘルム・マスター」などの新商品を投入した北米で販売が増加したほか、ロシアでの販売も好調で増収となった。

特機も新型レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)を投入したことに加え、スノーモビル、ゴルフカーの販売増加や円安効果などもって増収となった。

その他の事業全体では、電動アシスト自転車・産業用無人ヘリコプターの販売は新商品効果などにより増加した。自動車用エンジンの販売は減少したが、その他の事業全体では増収となった。

収益では、営業利益はマリン事業の収益改善や新興国二輪車事業のコスト削減効果、為替差益によって同196.5%増の551億円だった。経常利益は同120.4%増の600億円だった。

当期純利益は海外子会社の繰延税金資産を追加したこともあって大幅増益となった。

《レスポンス編集部》

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