国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田宇宙飛行士は、将来ロシアの船外活動でロボットアーム(SSRMS)を使用するための作業を行った。
若田宇宙飛行士は、ミハイル・チューリン宇宙飛行士とともに、「ザーリャ」(基本機能モジュール)の外側に設置されている電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(PDGF)を、ISSのSSRMSの基部として使えることを確認するための準備として、マルチメータ(多機能計器)を使用して「ザーリャ」にある4つのコネクタの抵抗値を測定した。
PDGFは、SSRMSがPDGFを把持することにより、SSRMSの把持手としてだけでなく、ISSの基部としての活用や、ISSからの電力をSSRMSに供給するほか、電気信号、映像を中継することが可能となる。
今回は、ロシアの船外活動でSSRMSを使用するための準備作業として実施した。