カネカ、パハン州にアクリル繊維の製造施設開設へ 2015年10月の稼働を予定

カネカは7日、パハン州のカネカ・マレーシアの工場敷地内にアクリル系繊維の製造施設を新設すると発表した。2015年10月の稼働を予定している。

エマージング・マーケット 東南アジア

カネカは7日、パハン州のカネカ・マレーシアの工場敷地内にアクリル系繊維の製造施設を新設すると発表した。2015年10月の稼働を予定している。

製造施設ではアクリル製繊維の「カネカロン」を生産する。年産能力は1万2,000トン。投資金額は約90億円。カネカ・マレーシアは同社最大の生産拠点となっている。今回の製造拠点進出により同社の年産能力は7万3,000トンとなる。

「カネカロン」は、兵庫県の高砂工業所でも生産されている。マレーシア工場で生産した「カネカロン」は、全量アフリカ向けに販売する。主用途は頭髪用の付け毛。アフリカでは人口増加が見込まれており、人口増に伴う旺盛な需要の増加が見込まれている。カネカは頭髪用付け毛の原料素材の安定供給、新しい商品やサービスの提供に努める方針だ。

「カネカロン」は頭髪装飾分野以外にエコファーを中心としたパイル分野及び防護服やインテリア商品に使われている。いずれの用途でも需要拡大が見込まれており、これらの用途については日本からの供給を拡大していく。

広瀬やよい

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