欧州彗星探査機「ロゼッタ」...チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星観測へ再稼働

宇宙 テクノロジー

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、欧州宇宙機関 (ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」が無事冬眠から目覚め、今春に予定しているチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星観測の準備を開始したと発表した。

ロゼッタは2004年3月2日に南米のギアナ宇宙センターから打ち上げられた。地球や火星の重力を使って加速を行うスィングバイを数回実施し、小惑星の観測などを行った後、目的地であるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に接近する軌道に入った。

ロゼッタは、彗星の軌道にそって木星より遠くまで遠ざかり、太陽電池を使っても充分な電力を生み出すことができなくなった2011年6月8日、消費電力を抑えるため、最低限の機能だけを残して殆どの機器を止めた状態で3年間の「冬眠」に入った。

それから世界標準時2014年1月20日10時に、3年以上にわたる長い「冬眠」から目覚めたロゼッタは、そこから数時間かけて、自分で姿勢を確認、アンテナを地球に向け、通信を送信、その45分後、地球に通信が届いた。

ロゼッタは今後、「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」を観測する。2014年5月ごろ、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着、11月ごろには着陸機「フィラエ」を彗星の表面に下ろす。彗星への着陸は世界初の挑戦となる。その後、彗星とともに太陽に近づきながら、表面の様子や変化を詳しく観測する予定。
《レスポンス編集部》

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