マツダは2月5日、2014年3月期の業績予想を上方修正して発表した。連結営業利益は昨年10月時点より200億円増額の1800億円(前期比3.3倍)とした。
SKYACTIV技術搭載モデルの販売増や円安効果で収益が底上げされる。通期の世界販売はタイの販売環境悪化で1万台下方修正の132万5000台としたものの、前期を7%上回る。純利益は前回予想から100億円多い1100億円(3.2倍)に見直した。通期の為替レートは1ドル99円などとし、1100億円の営業増益効果を見込んだ。
営業利益、純利益ともリーマン・ショック前の08年3月期以来、6期ぶりの最高益更新となる。東京で会見した小飼雅道社長は「数年前からの構造改革への取り組みが、SKYACTIV搭載車による収益増など、着実に実を結びつつある」と評価した。