【インタビュー】ベンツ日本 上野社長「2ケタ増を3年連続でやりたい」

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メルセデス・ベンツ日本 上野金太郎社長
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  • メルセデス・ベンツ コネクション
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  • 東京オートサロン14 メルセデス・ベンツ日本ブース
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メルセデス・ベンツ日本は2013年の年間販売台数が14年ぶりに過去最高を更新した。上野金太郎社長は14年も積極的な新車投入でさらなる記録更新と3年連続の2ケタ成長に意欲をみせる。

---:4月1日の消費増税を控えている足元の販売状況からお聞かせください。

上野社長(以下:敬称略):1月の販売は対前年でプラス70%くらいになります。駆け込み需要の前倒しが起きているようです。またそれだけではなく、昨年後半から新型『Sクラス』を始めとする様々な車種を投入した結果、その新車効果とがあいまっている。実際問題、計画以上に売れているというのが現実です。

---:供給体制はどうですか?

上野:100%とはいわないがこの需要期を逃してまずいということで、昨年の中ごろからタマ繰りを慎重にやってきました。それもただ車があればいいというのではなく、売れ筋の車を確保しなければならない。その準備は整っていて、供給には問題ないと思っています。

---:計画以上の売れゆきとなると、消費増税後の反動が懸念されますね。

上野:4月以降はかなり悲観的に数字を置いていて、(消費増税前に)買わなかったお客様が、次に買おうと思う時は、かなり先延びするというのは間違いなくわかっています。あとから考え直して買おうという人はあまりいないのです。次のタイミングとしては車検やリースの切り替え時まで先送りになってしまうからです。

---:2013年の販売は14年ぶりに過去最高を更新しましたが、14年の展望はいかがでしょうか。

上野:4月からの市場環境をまだ測り知れないところはあるが、昨年を(前年比で)2ケタくらい上回る準備を進めています。2ケタ増を3年連続でやりたいということと、プレミアムブランドの中で台数でもCSでも1位のポジションを獲りたいですね。

---:消費増税後の反動を飲み込み、2ケタ成長するためのけん引役は何だと考えていますか?

上野:今年も新車を4~5車種投入します。まず『Cクラス』が新型に切り替わる。さらにミニSUV『GLA』、Sクラスの2ドアクーペおよびプラグインハイブリッド(PHV)を投入する。またGLAを含めてAWD車の右ハンドル仕様も積極的に入れていきたいと考えています。

---:Cクラスの具体的な投入時期と期待度はいかがでしょう。

上野:年央には入れたいですね。消費増税後の反動が薄れて、明るい兆しがでた頃に。Cクラスは年間1万台前後売れる車種。過去の新型投入時はそれ以上売れています。新車効果には確実に期待しています。

実は『Eクラス』も『Sクラス』もしっかり売れています。また新型『Aクラス』は昨年1万2000台販売し、全体の2割くらいを占めました。先代モデルは5%程度しかなかったので、1万台くらいは純増になったといえる。CLAも好評で全く足りない状況が続いています。CLAは全世界でタマの獲り合いになっています。

---:そのCLAはサイズがCクラスとほぼ同じで、喰い合いになりませんか。

上野:まず価格帯が違うというのがあるが、やはり今度のCクラスはさらに中身がアップグレードされています。CLAも最新だが、CLAはもともとカテゴリーとしてAクラス、Bクラスの車。外寸だけではなくて内装、装備、走破性などなど色々なテクノロジーの差があり、すみわけできると思います。

---:1年前に比べてかなりの円安水準になっています。新型Cクラスの値付けに影響はありますか。

上野:新型に関してまだ価格は決定していないが、いま水準は利益率からいうと大変厳しいですね。しかし、現行Cクラスもモデル末期にもかかわらずかなりの数がでているし、いまだに需要が大変多い。為替の変動に合わせて値下げしたり、値上げしたりというのは当然、ある時期ではやらなければいけないこともあるけれど、今回の新型Cクラスに関しては為替に左右されるような価格付けはしたくないと考えています。

ただ新機能、新技術もあるので、そういう部分はお客様の購買意欲を削がないような価格付けをしていきたいですね。Cクラスのオーナーの方々から『こんなに値が上がったら困る』という声がでない程度にしたいと思っていて、せっかく今Cクラスが順調に推移しているので、その流れは止めたくないです。

---:デトロイトモーターショー14で新型Cクラスが世界初公開された際に、PHVの設定もアナウンスされました。日本への導入についてはどのように考えていますか。

上野:日本にも入れます。ただ、最初はまずは新型をいち早くお届けして、そののちに車種、エンジン構成、さらにAMG車両、ステーションワゴン、クーペという通常の流れで拡充していきたいです。

---:そうしますと、PHVが出てくる順番はだいぶ後ろの方になりますか。

上野:新型を導入してから1~2年くらいで入れられると思います。現在、3~4年でマイナーチェンジのサイクルがくるので、そこまで遅くらせるつもりはありません。
《小松哲也》

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