ロッキード・マーチンは1月31日、米海軍の『モバイル・ユーザー・オブジェクティブ・システム(MUOS)人口衛星』が、極点における通信の困難さを解決し、人々に数1000平方マイルの範囲のさらに安全で安定性のある通信を可能にしたことを発表した。
ロッキード・マーチンの出資したテストにおいてMUOSの音声及びデータシグナルは、事前に予想されたよりもさらに遠くの北部まで至り、北極点からわずかに30マイル、そして緯度において0.5度の範囲にまで到達した。
この機能が実現できれば、信頼できる極点の通信に対するリクエストに対して追加カバレッジが利用できることとなる。このデモンストレーションは、MUOSが伝統的な衛星通信よりもアドバンテージを持つことを示している。
ロッキード・マーチンは2013年の暮れにC-130ヘラクレスの商用機であるL-100航空機を使用した2度のテストを行った。数時間に渡るフライトは送信と受信の機能テストを行う為に、アラスカ州バロウから飛び立った。
ロッキード・マーチンは南極においても、同様の結果を予測しており、同社はMUOSのシグナルの強度を同地においても評価することを計画している。