投資運用業者のロータス・ピーク・キャピタルは、日本に投資するヘッジファンドに投資するファンドを設定すると発表した。安倍首相が提唱している経済政策の効果で高い収益率が期待できるという。
ファンドの名称はアベノミクス・ロング・ショート・ファンド。業務執行社員のピッゾ氏によると、当初はスイスとアジアの資産家から委託された資金(1,500万米ドル、約15億円))を運用する。
日本銀行による前例のない金融緩和などアベノミクス政策を受け、ユーレカヘッジ・ジャパン・ヘッジファンド指数の昨年の上昇率は28%を記録した。こうした高率の利益確保を目指す。
投資家は日本株に対し比重を置かないアンダーウエートの戦略をとってきたが、ピッゾ氏は「この先3~4年、日本は世界でも最高の投資機会をもたらしてくれる」と語った。
ロータス・ピークのファンドは主に、値上がりが期待できる割安な銘柄を買い、同時に値下がりが予想される割高な銘柄を空売りするロング・ショート戦略のファンドに主に投資する。値ざや取引のファンドにも投資する。
具体的には、ブリッジ・キャピタル・アセット・マネジメントが運用する医療ファンド、ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパンが運用するファンドなどに投資する。