コマツが発表した2013年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、建設機械の販売が順調だったことや為替が円安となったため、営業利益が前年同期比10.1%増の1656億円と増益となった。
売上高は同2.9%増の1兆3895億円と増収となった。産業機械事業は、自動車業界向け工作機械などは堅調だったものの、他が低迷して減収だった。建設機械・車両部門は、鉱山機械が低調だったものの、日本と中国で一般建設機械の販売が増加、為替換算の影響もあって増収となった。
収益では、ワイヤーソーの在庫評価損失を計上したものの、為替差益、販売価格の改善、固定費の抑制などの効果で増益となった。税引前四半期純利益は同16.9%増の1701億円、当期純利益が同26.6%増の1153億円と大幅増益となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。