中央銀行バンク・ネガラは29日、定例金融政策会合(MPC)を開催し、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を3.00%で据え置くことを決めた。
中銀はインフレ対策として2011年5月に10カ月ぶりにOPRを引き上げたが、それ以降、2年半にわたって据え置いている。
中銀は声明の中で、世界経済がゆるやかなペースで成長を続け、多くの先進国経済で改善の兆候が見えてきていると指摘。アジア経済については、いくつかの国で内需の伸びが鈍化しているものの成長を持続させているとした。またここ数週間ではグローバルな流動性の変動が国際金融市場において拡大した不安定さの原因となったが、この先は新興国経済及び先進国経済の回復に世界経済が下支えされていると指摘した。