東洋ゴム、メキシコで自動車用防振ゴム事業を展開…販売会社を設立

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東洋ゴム、自動車用防振ゴム
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東洋ゴム工業は、自動車用防振ゴム事業をメキシコで展開すると発表した。

メキシコのグァナファト州イラパト市に販売会社「トーヨー・オートモーティブ・パーツ・デ・メキシコ」(TAM)を設立し、1月から事業開始する。TAMの資本金は375万ペソ(約3000万円)。

自動車用防振ゴムは、同社自動車部品事業の中核商品で、現在、国内3拠点のほか、北米をはじめ、海外4カ国で生産し、自動車メーカーのニーズに対応している。販売拠点としては、東南アジアでの事業を拡大するため、タイに2012年11月に販売会社を設立した。

メキシコは北米・南米市場に対する地理的優位性や、比較的安定した労働力に加え、1994年に米国、カナダ、メキシコの3カ国で結ばれたNAFTA(北米自由貿易協定)をはじめとする、世界各国との自由貿易協定(FTA)ネットワークがあり、日本の自動車メーカーも多数進出している。

今回のTAM設立は、自動車生産台数の拡大が見込まれるメキシコで、最適供給体制を構築することで、グローバルマーケットでの自動車用防振ゴム事業を強化するのが目的。

TAMでは2016年に売上高約10億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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