日立建機が発表した2013年4-12月期(第3四半期)は、営業利益が前年同期比42.1%増の402億3700万円と大幅増益となった。
売上高は同0.6%増の5578億6200万円と微増となった。国内事業は、排ガス規制の対応した新型機を順次導入したことや、震災復興工事が高水準で推移していることから大幅増収となった。
海外では、北米はマイニングが低迷して大幅減収となったほか、アジア・大洋州ではインドネシア、オーストラリアが資源価格の低迷でマイニング機械が低調に推移、インドも大型インフラ事業の着工延期で建機需要が低迷して減収となった。
中国は、鉄道、港湾、環境整備などへのプロジェクトが増加したことにより、大幅増収となった。また、欧州は低燃費型油圧ショベルやホイールローダが好調で増収となった。ロシアCIS・アフリカ・中近東も増収だった。
収益は、日本、中国が増収だった効果などから経常利益は同62.3%増の321億0900万円と大幅増益となった。当期純利益は同34.2%増の171億1000万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。