米国の自動車大手、フォードモーターは1月28日、2013年通期(1‐12月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は1469億ドル(約15兆1310億円)。前年の1336億ドルに対して、10%増とプラスに転じた。純利益は、71億5500万ドル(約7370億円)。前年の56億6500万ドルに対して、26.3%の増益となった。
また、2013年第4四半期(10‐12月)の決算は、売上高が376億ドル(約3兆8730億円)。前年同期の363億ドルに対して、3.6%増えた。純利益は、30億3900万ドル(約3130億円)。前年同期の15億9800万ドルに対して、90.2%もの大幅な増益だ。
増収・増益の好決算となった大きな理由が、北米と中国を含めたアジア太平洋事業の好調。回復傾向にはあるものの、赤字が続く欧州事業をカバーした形。
2013年のフォードモーターの世界新車販売は、633万台。前年の566万8000台から、11.7%増加した。フォードモーターのアラン・ムラリー社長兼CEOは、「2013年は素晴らしい結果。我々のワンフォード計画が、利益を生む成長をもたらし続けている」と述べている。