トヨタ自動車は2014年のグローバル販売で、世界の業界で前例のない1000万台突破を目指していく。1月23日にダイハツ工業と日野自動車を含むグループの14年販売を前年比4%増の1032万台とする計画を発表した。
同日に公表した13年の実績は2%増の998万台。12年に続き2年連続で首位の座を保った。14年は、日野を除いて国内販売はマイナス計画だが、海外の開拓強化で過去最高を目指していく。
トヨタ単体では4%増の928万台で、うち消費税率引き上げの影響がある国内は5%減の150万台と2年続きでのマイナスを見込んでいる。これに対し海外は北米の堅調な推移や中国の回復傾向の持続などを織り込み、6%増の778万台と昨年に続いての最高を計画した。豊田章男社長は09年の就任から一貫して「台数にはこだわらない」方針で来たが、今年はいよいよ世界の自動車企業には未到の大台に達することになりそうだ。