クルマでパトカー体当たりの男に警官が拳銃1発を発砲

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13日午前1時20分ごろ、大阪府大阪市阿倍野区内の市道で、警官の職務質問を振り切って逃走しようとした乗用車が包囲していた警官に突っ込む事件が起きた。警官5人が負傷したが、うち1人が運転していた男に拳銃を使用。男は重傷を負っている。

大阪府警・阿倍野署によると、現場は大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目付近。パトロールをしていた同署員が路上駐車していた乗用車のナンバーがおかしいことに気づいて職務質問を実施しようとしたところ、運転していた男はこれを拒否した。

応援の署員が駆けつけたところ、男はクルマを急発進させ、進路を塞ぐように停車していたパトカーへ衝突を繰り返した。クルマを包囲していた警官5人もクルマと接触した際に打撲などの軽傷を負ったが、男がなおも逃走を続けようとしたことから、35歳の巡査部長が予告の後に拳銃1発を発砲。弾丸は男の右腕を貫通し、胸部に命中した。

警察は22歳の男を殺人未遂と公務執行妨害の現行犯で逮捕。発砲によって重傷を負ったことから、釈放して近くの病院へ収容した。また、同乗していた26歳の女も言動がおかしく、後の調べで覚せい剤の成分を検出したことから、覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕している。

クルマは盗難車ということが判明しており、警察では事件発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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