1月16日、ヒュンダイ・モータースポーツの期待のエースドライバーであるティエリー・ヌービルは、ラリーモンテカルロの第1ステージでスピンを起こし、彼の運転する『i20』の後部を大破して無念のリタイアを喫した。
ヌービルのデビュー戦は、雪で覆われたオープニングステージの6kmの地点で終了した。彼は最初のステージのスプリットで4.5秒のリードをしていたが、その後すぐにクラッシュを起こして道路から外れることとなった。
ヌービルは他の多くのドライバー達と同じミシュランのスーパーソフト・タイヤを使用していた。彼の車は大きな損傷を受けたものの、彼の副ドライバーであるニコラス・ギルソウルと共に怪我などは無かった。
「それはとてもシンプルだ…。僕達は右コーナーに速く進入し過ぎて前輪のグリップを失った。僕達はスピンをして後部をクラッシュしてしまったんだ」とヌービルは語った。
ヒュンダイ・モータースポーツのチームマネージャーであるアライン・ペナッセ氏は、「とにかく残念だ。なぜならコンディションが困難なので、彼がスムーズなスタートをすべきだったとお互いに合意していたからだ。スプリットをオジエと比べると、ティエリーは4.5秒も速く、それは大きな違いだった」と語った。