英鉄道、12月は定時運行率低下…冬の嵐で線路に多大な被害

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英ネットワーク・レールが発表した12月~1月の列車定時運行率は前年と比べ低下。嵐の影響で各地の鉄道に被害が発生したことが影響した。写真は地滑りで埋まった線路
  • 英ネットワーク・レールが発表した12月~1月の列車定時運行率は前年と比べ低下。嵐の影響で各地の鉄道に被害が発生したことが影響した。写真は地滑りで埋まった線路
  • 英ネットワーク・レールが発表した12月~1月の列車定時運行率は前年と比べ低下。嵐の影響で各地の鉄道に被害が発生したことが影響した。写真はクリスマスイブに倒木で塞がれた線路

英国の鉄道インフラを保有・管理するネットワーク・レールはこのほど、年末年始(2013年12月8日~1月4日)の列車定時運行率を発表した。クリスマスシーズンを直撃した嵐の影響で倒木や地滑りなどが各地で発生し、前年同期(88.3%)を下回る83.7%となった。

ネットワーク・レールによると、同期間中は嵐の影響で約130カ所で線路が冠水、29カ所で地滑りが発生したほか、強風による線路への倒木も多発し、鉄道路線に大きな被害が出た。

定時運行率が73.1%で全19社中最下位となったのは、ロンドン南部を走るサザン鉄道だったが、同鉄道はロンドンと郊外のブライトンを結ぶ幹線などで多数の倒木や地滑りが発生し、列車の運行に大きな影響が出たことが影響した。同鉄道は現在も一部路線で、復旧作業のためラッシュ時の一部列車を除きバス代行輸送が続いている。

定時運行率は、通勤路線で定刻から5分以内、長距離路線で10分以内に目的地に到着した列車の割合を表しており、ネットワーク・レールが毎月発表している。本年度の平均は現時点で90.1%となっている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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