IHIは、インドのペトロネットLNGからダヘッジLNG受入基地(グジャラート州)向けLNG貯蔵タンクの建設工事を受注したと発表した。
今回の工事は、2004年にIHIが納入したインド初のLNG受入基地の拡張工事で、今回は17万キロリットルの貯蔵タンク2基の設計・調達・建設業務を担当する。工事は2016年に完成する予定。
IHIは、ペトロネットLNGのダヘッジ基地向けに14万8000キロリットル貯蔵タンク4基、コチLNG受入基地(ケララ州)向けに15万5000キロリットル貯蔵タンク2基の計6基を納入した実績を持つ。
昨年9月にはGSPC LNGから16万キロリットル貯蔵タンク2基の建設工事を受注しており、今回の受注によってインド国内で2案件連続のLNG貯蔵タンクを受注したことになる。IHIのインド国内でのLNG貯蔵タンクシェアは70%強となる見込み。
世界的に天然ガス(LNG)の需要が高まっているなか、インドでも同様にLNGの需要が高まっており、今後もLNG受入基地の建設が相次ぐ見通し。
IHIは1969年に日本初のLNG貯蔵タンクを建設して以来、世界各地で130基以上を建設した実績を持つ。