ボーイングは12月31日、2014年の1月初旬に『787-9ドリームライナー』で、ニュージーランドのオークランドにあるニュージーランド航空を訪問することを発表した。
天候や他のテスト要素を条件とするこの空の旅は、787-9の国際デビューとなる。
この航空機「ZB002」はテストプログラムの対象となっている3機の787-9のうち2機目に当たるもの。テスト用のラックや装置に加え、乗客用インテリアの要素を配した、ただ1機の787-9テスト用航空機として、ボーイングはZB002の航空機のパフォーマンスにおける環境管理システムなどの要素をテストすることとなる。このテストプログラムが完了した後、航空機はニュージーランド航空に対する納入の為に再設定を受ける。
ZB002はオークランドより熱い気候下での飛行テストを行うため、オーストラリアのアリス・スプリングスに移動することが予定されている。ボーイングがこのテストにアリス・スプリングスを選択した理由は、このロケーションが施設と大気条件の両方において、特別なテスト用の条件を満たすからである。