三井造船、マイナス30度でも稼働する超寒冷地向けに非常用発電機を開発

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三井造船は、100%出資子会社の三井造船マシナリー・サービスが北海道などの超寒冷地向けに5kVA非常用発電機を開発し、販売を開始したと発表した。

新開発の超寒冷地向け非常用発電機は、マイナス30度や猛烈な吹雪(ブリザード)という厳しい気象条件に耐えるための特長を備える。

具体的には、非常用発電機を収める金属製の箱内部を断熱構造にした。箱は、積雪に対応するため、縦型のデザインで、吸気口を高所に設置したほか、積雪の吹き込み防止のための精密シール構造を採用した。内部にヒーター加温し、発電機が常時始動可能な状況を保持する。

始動用スターターは24Vの仕様(12V仕様機もあり)で、不凍液の凍結防止のため、空冷ディーゼル発電機を採用した。塗装は、塩害と猛烈な吹雪の研磨作用対策のために重耐塩塗装を採用した。

非常用発電機は、鉄道信号電源、交通信号電源、防災・消防・携帯電話無線中継局など向けを想定しており、既に3台を受注している。

三井造船マシナリー・サービスは、外航船や内航船に搭載される舶用の非常用や停泊用のディーゼル発電装置分野のトップメーカー。陸用の分野でも、防災設備、鉄道設備、電力システム、通信システム、放送システムなどのバックアップ電源として非常用ディーゼル発電装置や、灌漑用、洪水対策用、文化財消火用のポンプ駆動用ディーゼルエンジンを生産している。

今回、超寒冷地仕様の非常用発電機を製品ラインナップに加え、事業拡大を図る。
《レスポンス編集部》

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