川崎汽船は、船隊整備計画の一環として次世代大型自動車専用船4隻を追加発注したと発表した。今回発注した船は、2016年に竣工する予定。
同社は、船体整備計画を進めており、2015年度竣工予定の次世代大型自動車専用船4隻を発注済みだが、今回追加で4隻発注した。
発注先は、2015年度竣工予定の船と同様、新来島どっくとジャパン・マリンユナイテッドにそれぞれ2隻ずつとなる。
既存大型自動車専用船の積載能力は基準車換算で約6200台だが、次世代型では約7500台を積載できる。
8隻の大型自動車専用船を新造することで、高齢船の代替えを進めるとともに、積載能力向上と、低燃費化による環境負荷低減を実現する。また、川崎汽船にとって大きな柱である完成車輸送に加え、第2の柱と据える重建機類・鉄道車両など、RORO貨物の輸送を強化して事業の拡大を図る。