2013年12月16日、シエラ・ネバダ・コーポレーション(SNC)は、NASAの商業有人宇宙輸送プログラムCCDev2契約に要求される全試験を達成したと発表した。
10月26日にカリフォルニア州エドワード空軍基地内のNASA ドライデン飛行研究センターで宇宙船、ドリームチェイサーの無人滑空試験飛行が行われた。試験では着陸段階で着陸脚が出ないとの失敗があったが、NASAが行ったその後のデータ解析で、要求される水準をすべて達成したと認定された。
SNCのマーク・サランゲロ副社長は「SNCが飛行試験を開始し、最新の成果をもって成功裏にCCDev2契約を完了したことに満足しています。ドリームチェイサーは初めての自律的飛行で期待を上回る素晴らしい成果を達成しました」とコメントした。
CCDev2の要求水準を達成したことで、ドリームチェイサーはNASAの民間有人宇宙船開発支援計画CCiCapの下で次の段階の開発を行うことになる。ドリームチェイサーは、NASAのラングレー研究所が開発したHL-20をベースとした、再使用型のリフティングボディ有人宇宙船。地球低軌道へ7人の乗員を運ぶ目標で開発が進められている。