三連休初日の12月21日、日光や鬼怒川へ向かう行楽客で満席の特急『スペーシアきぬ109号』に、フィンランドのサンタクロースが乗車。東武伊勢崎線・日光線を行く列車内で、乗客たちにオリジナルポストカードをプレゼントした。
友人3人と1泊2日の日光旅行へ向かう佐伯綾さん(神奈川県横浜市、26歳)は、列車内で出会ったサンタクロースと写真を撮りながら、「びっくりした。こんなサプライズがあると思っていなかった。ちょっと早いクリスマス気分を楽しめた」と話していた。
サンタクロースは栃木駅で下車。「スペーシアに乗ってサンタクロースがやってくる」と聞いた地元の子どもたちは、改札口から登場してきたサンタの姿に大はしゃぎ。サンタは、フィンランド語で「サンタクロース」と書かれた色紙やクリスマスカードを子どもたちに手渡し、「トナカイが引くそりに乗って来なかったの?」という質問に、フィンランド語で「雪が降っていない場所にはそりに乗って行けないんだよ」と答えていた。
子どもたちや栃木駅長といっしょに記念撮影のあと、サンタは再び上り『スペーシアきぬ124号』に乗り、乗客たちを驚かせていた。