減益のエアアジア、今年のボーナスをカット

格安航空エアアジアは、今年1-9月期決算で増収ながらも減益となったことを受け、勤務査定が「良好」だった社員のボーナス額(対月給倍率)を前年の半分の1.5カ月分とした。

エマージング・マーケット 東南アジア

格安航空エアアジアは、今年1-9月期決算で増収ながらも減益となったことを受け、勤務査定が「良好」だった社員のボーナス額(対月給倍率)を前年の半分の1.5カ月分とした。

査定が「傑出」だった社員は最高で3カ月分だった。先ごろマレーシア・ベースの社員を対象とした夕食会でトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)が明らかにした。

年初9カ月のエアアジアの売り上げは6.9%増の38億3,518万リンギとなり、純利益は同59.1%減の1億9,862万リンギとなった。為替差損により、3億4,629万リンギの損失となった。

一方、赤字続きのマレーシア航空(MAS)は、昨年に続いて今年もボーナスゼロだった。1-9月の売り上げは112.2億リンギで、赤字は8.3億リンギとなった。アハマド・ジャウハリCEOは、2014年末までに黒字化を達成するとしている。

RHBリサーチはリポートの中で、マレーシアの航空セクターにとって2013年が厳しい年になったとした上で、2014年については「競争は引き続き厳しいが、やや緩和される」との見通しを示している。
(フリー・マレーシア・トゥデー、12月20日)

伊藤 祐介

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