ウィラーエクスプレスジャパンは12月18日、「ウィラーエクスプレス 2014安全運行プラン」を策定、その内容を発表した。
同社は2013年、高速路線バスへの移行や交通安全マネジメントシステム「ISO39001」の取得、「安全運行協議会」の設置など、「安全・安心のプラットホーム」を構築した。2014年は構築したプラットホームを基に、お客様へより安全な運行を提供するための「安全運行プラン」を策定し、新保安基準をクリアした新車両の導入や運行管理体制の構築などを実施する。
新車両『リラックス』は安全性の向上と独自の快適性を追加した車両で、12月20日より「関東⇔新潟」「関東⇔仙台」路線、2014年3月1日より「関東⇔関西」「関東⇔名古屋」路線で運行を開始する。
シート衝突時の衝撃を軽減するための緩衝材の導入や、シート裏のアクセサリー類を角R5mm以上の丸みを帯びた形状にするなどの工夫をすることで、国際基準の「R14(シートベルトとシートの取り付け強度の基準)」をクリア。 また、衝突被害軽減ブレーキや車両ふらつき警報の装備により車両の安全性を向上させた。
また、お尻のあたるシート底板部分を固定式からダイヤフラム(バネ)に変更し、底付き感を改善。さらに、お尻・腰・背中のクッションを分割し、それぞれ最適な厚みにすることで、体を支えるサポート性を向上させた。
同社では新車両導入に加え、24時間体制で全グループバス会社の運行を管理する「運行管理センター」を設置。乗務員サポート体制を向上させるほか、出発当日の緊急連絡先として、24時間対応の「安心ダイヤル」と「メールセンター」を設置。乗車前・乗車中の利用客をサポートする。