連邦政府は、国内の15路線の高速道路について1月1日付けで0.5-2.0リンギの料金値上げを承認する方針を固めた。
ファディラ・ユソフ公共事業相が明らかにした。値上げ額はまだ正式決定していないが、国民の声を聞いて経済的影響などを考慮して決めるという。
値上げ幅が大きくなっているのは、運営会社と3年に一度の料金見直し契約だったにも関わらず過去6年間にわたって値上げを認めていなかったためだという。
値上げ対象となるのは、▽新パンタイ高速道(NPE)▽ダマンサラ-プチョン高速道(LDP)▽アンパン高速道(AKLEH)▽クアラルンプール(KL)西部分散システム高速道(SPRINT)▽シャアラム高速道(KESAS)▽マジュ高速道(MEX)▽スンガイベシ高速道(BESRAYA)▽SMARTトンネル▽カジャン分散リンク(SILK)▽カジャン-セレンバン高速道(LEKAS)▽南クランバレー高速道(SKVE)▽新北クランバレー海峡バイパス(NNKSB)▽セナイ-デサル高速道(SDE)▽ガスリー回廊高速道(GCE)▽バタワース外環道(BORR)--。
また南北高速道(NSE)、NSE中央リンク、マレーシア・シンガポール第2リンク(Linkedua)、バタワース-クリム高速道(BKE)については、2015年まで値上げは行わない。マレーシアには有料道路が全部で29路線ある。
ファディラ大臣によると、料金値上げを認めない場合には連邦政府が4億リンギの賠償金を負担しなければならず、税金で賄うことになれば高速道路を使わない国民に負わせることは不公平になると説明した。