アリアンスペース社 ブラジル政府衛星『SGDC』の打上げ契約に調印

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アリアンスペース社 ブラジル政府衛星『SGDC』の打上げ契約に調印
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2013年12月13日、アリアンスペース社のステファン・イズラエルCEOとVisiona
Tecnologia Espacial S.A (ビジョナ・テクノロジア・エスパシアル S.A)社のネルソン・サルガドCEOは『SGDC』衛星を2016年に打ち上げる契約に調印したと発表した。

SGDC(Defense and Strategic Communications Geostationary Satellite)衛星は、ブラジルの官民共用通信衛星でブラジルの国家ブロードバンド計画(PNBL)のもと、ブラジル全土にブロードバンド通信サービスを提供する。衛星本体はタレス・アレニア・スペース社が製造し、設計寿命は15 年以上で打上げ時の重量は5.8 トン以上。アリアン5ロケットで西経75 度の静止軌道上に打ち上げられる。X バンドとKa バンドトランスポンダを搭載し、X バンドトランスポンダは南米全土と近隣の海上交通路をカバーする。Ka バンドはブラジルの僻地に高品質のブロードバンドサービスを安価で供給する予定だ。衛星開発にあたり、三菱電機およびスペースシステムズ・ロラール社も提案を行ったが、最終的にタレス・アレニア・スペースに決定した経緯がある。

ビジョナ社は、ブラジルの世界4位の航空機メーカー、エンブラエルと通信大手テレブラスが共同で設立した宇宙開発企業。12月2日、ブラジル政府よりSGDC衛星の運用を担う契約を5億5340万ドルで受注した。アリアンスペース社はすでにSGDC衛星打ち上げの契約を発表しているが、今回ビジョナ社と正式に契約に調印した。契約調印式には、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領とフランスのフランソワ・オランド大統領隣席のもと執り行われた。
《秋山 文野》

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