三菱重工、アルジェリア電力・ガス会社から航空機エンジン転用型機ガスタービン発電機を受注

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三菱重工、F形ガスタービン(参考画像)
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三菱重工業は、グループのPWパワーシステムズがアルジェリア国営の電力・ガス会社であるソネルガスから、出力2万5000kWのガスタービン発電機「FT8モービルパック」20ユニットを受注した。

夏の電力需要のピークに対応するため、すべて2014年前半に納入する計画。

今回のガスタービン発電機は、ソネルガスの子会社であるSPEが運営する首都アルジェ近郊の2カ所と、アルジェリア中央部と東部の各1カ所向け発電所に供給する。堅調な経済成長に伴って増加する電力需要に対応する。

ガスタービン発電機のFT8は、米国の航空機用エンジンメーカーであるプラット&ホイットニーが供給するFT8エンジンを動力源とする、航空機エンジン転用型ガスタービン発電機。燃料は、天然ガスと液体燃料で、パッケージ型となっており、世界中どこへでも迅速に移動・設置ができて起動時間も短いことから、長期的な発電需要に加え、緊急需要に対応できるのが特徴。

PWパワーシステムズは、本社を米国コネチカット州グラストンベリーに置き、航空機エンジン転用型ガスタービンのエンジニアリング・組立・販売・サービス、EPC(設計・調達・建設)などを手掛けている。今年5月にプラット&ホイットニーから買収したことにより、大容量で高効率のハイエンド機に、分散型電源としても優れる中小型の航空機エンジン転用型ガスタービンを新たにラインアップ、グループのガスタービン事業の拡大を図っている。

PWパワーシステムズはこれまで、ソネルガスから同型のガスタービン発電機34台を受注しているが、今回の受注はこれまでの実績と、安定的な電源を素早く供給できるガスタービンの特性が高く評価されたことによる。

三菱重工とPWパワーシステムズは、今後も密接に連携し、大型機と航空機エンジン転用型機の双方の長所を生かしながら、相乗効果を追求、エネルギーの有効利用と環境負荷の低減に貢献するガスタービンの世界シェア30%超を目指す。
《レスポンス編集部》

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