「エコプロダクツ2013」が12月12日、東京ビッグサイトで開幕した。その記者会見で山本良一実行委員長(東京大学名誉教授)は昨今の地球温暖化問題を憂い、「われわれは認識の転換を迫られている」と訴えた。
というのも、地球温暖化が激しさの一途を続け、巨大な変化が地球に起きているからだ。それはここ数年の異常気象を見れば、一目瞭然だろう。人口についても、毎日20万人の人間が増え続けという状態で、全世界の二酸化炭素排出量が1日あたり9500万トンと莫大な量に上っているという。
それをなんとか抑える必要があるというのが、山本実行委員長の考えだ。そこで、一人ひとりが地球温暖化問題を考え、行動することが重要と説く。そのためにはまず認識を転換することが大事だというわけだ。
今回のエコプロダクツのテーマは「今つくる地球の未来」。環境のことを考えた「今」の行動の積み重ねが、これからもずっと続く「未来」をつくるという意味だ。私たち自身があるべき地球の未来を想い、そこから「今」ある技術、社会、自然と共生できる暮らし方について問い直し、行動していく。未来への第一歩は、今始まる。エコプロダクツではそんな明るい未来を迎えるための最先端の商品や技術が紹介されているそうだ。