ブランド総合研究所は12月11日、高速道路の路線別サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)におけるスマートフォンのつながりやすさの調査結果を発表した。
調査は全国の高速自動車国道のSAおよびPAでのLTEのつながりやすさ(捕捉率)と通信速度(上りおよび下り)を測定したもので、調査期間は11月15日から18日まで。
調査の結果、つながりやすさに関しては、高速道路の路線によって大きく異なることが判明。調査地点すべてで携帯キャリア3社ともLTEに接続できた(捕捉率100%)のは、館山、東名阪、西名阪、伊勢のわずか4路線のみしかなく、特に東北や九州などの地方路線では、キャリアによってLTE接続の差が大きく出た。
路線別では、すべてのSAおよびPAでLTE接続できたのは、ドコモでは44路線中13路線(29.5%)、ソフトバンクでは8路線(18.2%)。一方、auは31路線(70.5%)でLTE接続が可能だった。全路線におけるLTE捕捉率の3キャリア平均は、76.9%となった。
また、下りの通信速度が最も速かったのは新東名自動車道で、下り通信速度はキャリア3社の平均で25.5Mbpsだった。一方、秋田自動車道では6.2Mbpsとなったほか、道東自動車道や八戸自動車道など、地方路線では速度が極端に遅くなるキャリアがあるという結果になった。