名村造船所、NSユナイテッド海運の子会社向け25万トン型鉱石運搬船を引渡し

船舶 企業動向
25万トン型鉱石運搬船「NSUマイルストーン」を引渡し
  • 25万トン型鉱石運搬船「NSUマイルストーン」を引渡し

名村造船所は、伊万里事業所(佐賀県)で建造していたNSユナイテッド海運のパナマ子会社であるホセイ・シッピング向け25万トン型鉱石運搬船「NSUマイルストーン」を引渡したと発表した。

船は、西豪州積みの最大船型となる「ウォージーマックス」の第13番船となる。

西豪州主要3港への配船に適した船型で、18メートル喫水で載貨重量25万トンを確保している。最新の国際条約の要件を適用しており、推進性能や操縦性能を考慮しながら船首形状の最適化によって実海域性能とバランスさせた船体形状としている。

独自開発の「ナムラ・フロウ・コントロール・フィン(NCF)」と「舵付きフィン」を装備し、推進性能の向上と燃料消費量の低減を図っている。プロペラ後流中に放出されるハブ渦の消滅により、エネルギーロスを無くした最新型の高効率プロペラを採用し、推進性能の向上も図った。

荷役中、素早いバラスト水排水に対応するため、各バラストタンク底部に直接排水ラインを設けた。貨物艙側壁部や外舷部・水線部は、積荷や機械的なダメージ軽減のためグラスフレーク入り塗料を採用し、船底部防汚塗料は5年仕様としている。

バラストタンク新塗装性能基準を適用し、バラストタンクの腐食防止を図った。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース