ピニンファリーナのデザインで最も大切なのは“エレガンス”…パオロ・ピニンファリーナ氏×CCC 増田社長対談

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ディーノの木型
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  • ピニンファリーナの作品たち
  • ピニンファリーナグループCEOのパオロ・ピニンファリーナ氏(左)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役社長兼CEO の増田宗昭氏
  • “デザインで文化を創る~世界を変えるための新しいスタイル、建築学的方法~”
  • “デザインで文化を創る~世界を変えるための新しいスタイル、建築学的方法~”
  • セルジオ・ピニンファリーナ(手前)と、(奥左から)パオロ、ロレンツァ、アンドレア

代官山蔦屋書(東京都渋谷区)において、ピニンファリーナグループCEOのパオロ・ピニンファリーナ氏と、カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役社長兼CEO の増田宗昭氏の対談が行われた。

“デザインで文化を創る~世界を変えるための新しいスタイル、建築学的方法~”と題したこのトークショーでは、2社の代表が、クルマを軸に、デザインや文化、人生を語り合う時間となった。

パオロ氏と増田氏のトークショーの中で、パオロ氏はピニンファリーナの特色について、「デザインの整合性と、バリューの一貫性があり、これはクルマだけではなく建築からテーブルまですべてに及ぶ」と話す。そのバリューとは、本質や機能を指し、「ディーノに例えると、サイドのエアインテークがディーノのエステティックを決めている。これが機能と重ね合わせながらデザインを創っていくということだ」と説明する。

さらに、ピニンファリーナのデザインの特徴はイノベーション、そして、エレガンスだという。イノベーションについては、「ある程度計算づくめではあるものの、リスキーであり、見た人をびっくりさせるような要素だ」とした。

そして、エレガンスについてパオロ氏は、最もピニンファリーナにとって重要なポイントだとし、「余計なものをそぎ落とした、飾り気のない本質的なものだ。なかなかエレガンスを創りだすのは難しく、このエレガンスを生み出していくことが、ピニンファリーナと他との一番大きな違いだと思う」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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