大日本印刷(本社・東京)は、子会社のDNP IMSマレーシアが進めていた、昇華型熱転写記録材の生産工場が3日に竣工したと発表した。
工場が建設されたのはジョホール州パシル・グダンで、約50億円が投じられた。敷地面積は4万4,000平方メートル。今年2月に着工していた。コーティングからパッケージングまでを行う一貫生産体制により、顧客ニーズや納期への対応力を高め、フォトプリント市場の伸びが期待される東南アジア向けに昇華型熱転写記録材を供給する。
大日本印刷は、同工場をフォトプリント事業の海外展開における中核工場の一つとして位置付け、事業拡大を積極的に進めて行く方針だ。
DNP IMSマレーシアは、2016年度に約40億リンギの売り上げを目指す。