大井川鐵道井川線の駅構内で先頭車両が脱線…けが人なし

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大井川鐵道井川線の井川駅(静岡市葵区)で11月24日、列車の先頭車両が脱線する事故があった。乗客約80人にけがはなかった。

大井川鐵道と運輸安全委員会によると、事故は12時18分頃に発生した。千頭駅を10時27分に発車した井川行き列車が終点の井川駅ホームにさしかかったところ、本来の停車位置から約50m手前で運転士が異音を感知。列車を停止させて点検を行ったところ、先頭車両の前台車が2軸とも脱線していた。この影響で井川線は25日まで閑蔵~井川間の運転を見合わせたが、26日の始発から運転を再開している。

井川線は、大井川本線千頭駅(川根本町)から井川駅までの25.5kmを結んでいる鉄道路線。大井川の電力開発を目的とした資材輸送用の専用鉄道として1935年に使用を開始し、戦後の1959年から大井川鉄道(現在の大井川鐵道)により旅客営業運転が開始された。

《草町義和》

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