フランスの首都・パリにこのほど、路面電車(トラム)の新路線・T7号線が開業した。全長11.2km、全18駅で、パリでは6線目のトラムになる。
T7号線は地下鉄(メトロ)7号線の南側のターミナルであるヴィルジュイフ・ルイ・アラゴンを起点に南部へ伸びる路線で、パリの国際空港・オルリー空港を経由する。途中駅では郊外急行線(RER)のC線と、空港駅では新交通システム「オルリーVAL」と連絡。現在計画されている郊外を結ぶ新たなメトロ網「グラン・パリ・エクスプレス」の路線とも連絡する予定となっている。
電車は仏アルストム製のLRV「シタディス」の5車体連接車を導入。電車はラッシュ時5分間隔、オフピーク時は8分間隔で運行され、全線の所要時間は約30分。1日約3万6000人の利用を見込んでいる。
開業日の11月16日と翌17日は、無料運行サービスが行われた。