オークネットは、2013年10月度のオークネットバイクオークションにおける成約台数を集計し、排気量別ランキングをまとめた。
250ccクラスは夏場に比較すると、高年式車にも落ち着きが見られるようになってきた。ビックスクーターは、型式が後年ほど応札が強く、相場も安定。流通台数が少ないため、低年式車との二極化が進んでいる。また、輸出需要が高まっているようで、XLディグリーなどのオフ車を中心に高い相場傾向が見られる。
400ccクラスは夏場の高値相場から比べると、大幅に落ち着きを取り戻してきている。ゼファー系やCB-SF系などの応札は相変わらず多いものの、相場は買い易い金額が目につくようになってきた。しかし、高年式車は、流通台数が少ないためか堅調な相場をキープしている。
401cc以上クラスは、大型車の動きは非常に活発のようで、夏場が過ぎた後も勢いは衰えていない。輸入車は中でもハーレーが全般的に一段と応札が多いようだ。低年式車は、相場を下げているが、トライアンフは流通台数を増やしているものの、人気は今一歩の状態が続いている。逆に、BMWは、しっかりした相場観が続き、輸出も絡んで成約が伸びている。
全体的に10月中旬に入ると安定した相場が見られるようになった。11月に入っても、一部で相場を下げる場面が続いているが、下旬には落ち着いてくるとみられ、中には、2014年4月の消費税アップを見越して、仕入れを強化するケースが早くも発生しているという。